日時 | 2015年5月8日(金)18:00 〜 19:00 |
---|---|
場所 | 図書館3階 視聴覚室 |
テーマ | 現代の要請としての宗教多元主義 ~出会いと対話の大切さ~ |
講師 | 長谷川(間瀬)恵美 氏(桜美林大学 人文系宗教学専攻主任 准教授) |
参加者 | 学生、院生、教職員 |
参加者数 | 24名 |
報告
宗教多元主義について一部遠藤周作の著作も例に挙げられ、わかりやすく説明頂きました。異宗教間の対話は横並びで同じ絶対真理を眺める、というものではなく、自らの教義などについて深く掘り下げ理解を進めて初めてなされるものであるという解釈は他の異文化間の交流、異なる意見をもつコミュニティー間の対話にもつながるものであり、大変興味深いお話でした。また、キャリア形成についてはご自身の学生時代の挫折から、様々な人々との出会い、縁やチャンスを逃さず大切にする姿勢をお話しいただきました。
文系・理系を問わず幅広く参加頂き、参加者からは「私自身、宗教についての知識があまりない中で、今回の講演に出席させていただき、自分がいかに狭い世界の中で過ごしているかがわかり、色々積極的に行動していこうと思いました」「表面的な宗教の理解ではなく、それを通じた人間としての対話という理解ができてよかった」「女性研究者がどのような経緯で自己形成をしていくか、というモデルの1つを知ることができた」といった声が寄せられました。
企画協力 生命環境科学研究科 准教授 リントゥルオト正美