12月3日(木)12:15~12:50、合同講義棟3階の第6講義室において第4回「女性教職員昼食会」を開催し、教員・職員合わせて15名が参加しました。昼食会は、専門や職種を超えた緩やかなネットワークづくりと交流を目的に開催するもので、全教職員を対象に開催しています。
第4回目は、2015年4月に着任された公共政策学部の松岡京美准教授にスピーカーを引き受けていただき、「災害からの復旧・復興での広域的な対応」というタイトルでお話し頂きました。自己紹介からはじまり、ご専門である政治過程や政策文化の国際比較の概要を説明を頂いた後、2016年3月出版予定の書籍『災害と行政-防災と減災から』(松岡京美・村山徹 編、晃洋書房)の一部を紹介頂きました。本書はこれまでの日本の行政の災害対応を分析し国際比較を行った上で、今後の災害対応の資料とすることを目的とされ、「防災」「減災」「越災」と公共政策の推移の概念図や、具体事例として女川町の復興とまちづくりが示す日本の特徴などをお話しいただいました。
参加者からは、「新任の先生のご研究内容が分かって有り難かったです。パワフルに研究されていることに感銘を受けました。」「越災というコンセプトが、東日本大震災の今後の取組みを考える上で参考になった。本を読んでみたくなりました。」「行政の災害対応等、業務において関わる話が多く、興味深かったです。」といった感想が寄せられました。
次回の教職員昼食会は2016年1月に開催予定です。