【報告】流木祭 講演会「私のワクワク仕事術! ~女性が社会で働くということ~」を開催しました

女性活躍推進への理解深めるために、本学の関係者が多く集まる流木祭(流木祭)において、京都銀行で女性として初の部長となった同窓生の岡田さん(文学部文学科西洋文学専攻 1989年卒)をお招きして、講演会を開催しました。参加者は173名、40代以上の同窓生、交友、後援会会員が多く、男女比は半数でした。

概要

日時 2014年11月15日(土)14:30 〜 16:00
場所 合同講義棟3階 第3講義室
参加者 173名

講演会では、冒頭、築山崇学長の挨拶に続き、男女共同参画推進室コーディネーターの鈴木より、男女共同参画推進室の取組み紹介を行ないました。続いて、岡田さんから、入行後の歩みについて講演がありました。

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1985年、男女雇用機会均等法が成立して3年後に入行しましたが、当時は、ロールモデルとなる女性行員もおらず、仕事を持って一生、働くことへの意識はなかったのですが、28歳の時に、支店行員の研修を企画運営するなかで手応えを感じ、仕事のやりがいが芽生え、支店長代理、事務長、出張所所長とキャリアアップをしてきました。

仕事をする上で心がけているのは「ハプンスタンス・アプローチ」という考え方。計画された偶発性と訳され、「個人のキャリアのほとんどは予想しない偶発的なことによって決定される」とし、その偶然を計画的に設計して自分のキャリアを良いものにしていこう、というポジティブな考え方です。この考え方で、難局を乗り切ってきました。常に前向きな考え方をせざるを得なかったほど、厳しい環境に置かれてきたともいえます。

最後に女性へのメッセージとして、「私の時代は、キャリアの中に“部長”という未来が入り込むことがなかった、希望を持てなかった時代でした。ただ、“言ってくれはるんだから、やってみよう”という心持で、理想と現実のギャップを埋めることをしてきた結果、今があります。女性登用の流れに乗りながら、流されてきたともいえますが、皆さんもせっかくのチャンスですから流れに乗ってみましょう!」との言葉で締めくくられました。

本学文学部欧米言語文化学科4回生の田中さん、中尾さんとの対談では、「就職時に進路への不安はありましたか」「キャリアアップを重ねてこられた中で、ご自身の強みは何だと感じますか」等の質問が出され、それぞれ丁寧にお答え頂きました。「守って育てたいと思える部下は、どのような部下ですか」といった質問では会場が笑いに包まれ、和やかな対談となりました。

最後に北川壽一同窓会長からは、「非常にフレッシュな印象と、将来に無限の可能性をお持ちであると感じました。岡田さんには益々ご活躍を頂き、多くの女性のロールモデルになって頂きたいと思います。」との挨拶で締めくくられました。

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